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“成長”を止めない。カオスを楽しむエンジニアがAzitに来た理由

    2025.06.30

    Love from Azit 編集部

    今回のインタビューに登場するのはエンジニアの斉藤。「カオスを楽しみたい」と語る彼の真意に迫りました。

    PROFILE

    斉藤 涼介
    広島大学卒業後、新卒で野村総合研究所にエンジニア職で入社。4年勤務後、Uターンで地元福岡に戻り、フリーランスやリモートワークでスタートアップ企業を経験。2025年4月よりAzitに入社。現在は、DeliveryXの開発に従事。

    成長を止めないために歩み続けたキャリア

    ー まずは、これまでのキャリアを教えてください。
    生まれは北九州で、大学は広島大学の工学部です。卒業が近づいた時、就職するか大学院に行くかを迷ったのですが、野村総合研究所(以下、野村総研)のエンジニア職として採用されたため、上京して東京に行くことに決めました。

    新卒1年目で結婚して、子どもが生まれました。その後も野村総研で勤務を続け、計4年間ほど働きました。

    ー なぜそのタイミングで退職を決めたのでしょうか?
    優秀な人に囲まれた魅力的な職場ではあったのですが、SIerという業界的な特性もあって自分でコードを書く機会が少なくて。実際の開発は国内外のパートナー企業に託し、自分たちはスケジュールやプロジェクトの管理などが中心なんですよね。大きなシステムなのでやりがいはありましたが、実際の開発をしていない自分に対して、本当にエンジニアと名乗って良いのか?とモヤモヤする気持ちを抱えていました。

    また、親や友達など頼れる人が近くにいない中での子育てにも限界を感じ、地元の北九州へのUターンを決めました。

    ー なるほど。地元ではどういう働き方をしていたのですか?
    北九州って実は結構広くて、自分の地元は北九州の中心地である小倉まで1時間以上かかるような田舎の場所なんです。なので近くにIT企業がなくて。クラウドワークスを利用して、業務委託として自宅からフルリモート開発を行っていました。1年ほど経った時、業務委託を受けていた大阪の会社から正社員として打診をいただいたので、入社することに決めました。入社後もフルリモート勤務のままで開発させて頂けたのでありがたかったですね。

    この会社では、社長が要件と仕様を固め、自分が開発・リリースするという二人三脚の小規模体制でした。最初は、ようやくエンジニアらしい開発ができていると充実感を感じて働いていました。ただ、開発フェーズはテストもコードレビューもない完全な1人開発だったので、少しずつチーム開発への憧れが強くなり、2年ほど働いた後に転職することにしました。

    ー チーム開発への想いが強かったんですね。
    そうですね。次に入ったのは、在庫管理のサービスを提供するスタートアップで、念願のチーム開発ができる環境でした。JiraやSlack、GitHubなどチーム開発ツールを活用しながらチーム開発できたのはすごく楽しかったです。また、実際にお客様の在庫管理の現場に足を運び、自分が開発したプロダクトを使っている所を直接見る機会があったことも、すごくやりがいに繋がりました。

    ただ、最初は分からないことだらけの中の開発で、毎日成長を感じることができていたのですが、数年も経つと少しずつ自分の成長が鈍化していくのを感じてきて。ずっと同じプロダクトを開発していると、例えば要件を聞いた段階で「あのファイルをこう修正すれば実現できるな」ということが良い意味でも悪い意味でも大体分かってしまうんですよね。そうすると開発作業が単調作業に感じられてしまい、飽きてしまって。そこから新しい環境に挑戦したいという思いが強くなり、4年ほど働いた後に転職を決めました。

    ー 「エンジニアとしての成長」が大きなポイントなんですね。
    そうですね。元々エンジニアと言う職種に興味を持ったのも、常に新しい技術を学び続けたいという思いがあったので。あと、もともと性格的に飽きやすいので、開発が単調作業になった瞬間に興味が持てなくなっちゃうんですよね。経験した事のない新しいエラーやバグに揉まれてひいひい言いながら開発するのが好きなんです(笑)。

    Azitで見つけた“楽しいカオス”

    ー Azitへの転職を決めた理由はなんでしたか?
    各企業が自分に対する推定年収を提示してくれる転職サービスを使っていたのですが、そこで提示された年収がAzitが一番高かったからです(笑)。と言うのは半分冗談として、Azitのスタートアップらしい雰囲気が面白そうだなと感じたからです。サービスとしてはまだ未完成だけど、野望はあるしこれから社会を変えていくぞという強い情熱を感じましたし、複数の投資家から出資を受けているという点も魅力を感じました。

    ー 実際に入社してみてどう感じていますか?
    想像以上にカオスでびっくりしました(笑)。開発資料も最低限しかないしプログラムコードも整理されておらず古いコードが放置されてたり。ただ、意思決定にスピード感があるし、サービスの未来に対する期待感がある。過去に大きいピボットを経験しているだけあって、組織の柔軟性も感じます。

    数ヶ月先の自分がどんな開発をやっているか予測がつかない。それは、リスクもありますが、飽き性で単調作業が苦手な自分にぴったりの職場だと感じてます。あとはセールスが強くて。0から仕事を取ってくる強い熱意があるので、自分もそれに応えて良いプロダクトを開発するぞ、という気持ちにさせてくれます。

    ー 現在の業務内容を改めて教えてください。
    今は、DeliveryXの開発を主に担当しています。最近では2段階認証やパスワード変更の機能を実装しました。Bizサイドから「こういうことやりたいんだけど、どう思う?」という上段から入って、要件を詰めて、設計して、実装して、リリースまでもっていくという開発の流れを一気通貫で経験できて楽しいですね。

    DeliveryXのクライアントは自分も普段からお世話になっているような有名企業も多いので、それもやりがいに繋がっています。

    目標はつくらない。だから思ってもなかったところにいける。

    ー 今、入社して3ヶ月ほどですよね。特に充実した出来事はありますか?
    日々充実していますが、やはり先ほどお話した2段階認証のプロジェクトは印象的ですね。詳しくはこちらの記事に書いたのですが、要件定義からリリースまで1ヶ月以上かかりました。普通は新人にはなかなか回ってこない大型案件だったと思います。いわゆる上流工程から自分自身で旗を持って進めていくのはプレッシャーを感じつつも充実していました。

    ー 課題解決の「課題」だけ与えられているような状態ですね。
    まさに。それが1番楽しいですよね。もちろんそれが嫌だと言う人もいると思いますし、もっと要件を固めてから持ってきてほしいというエンジニアもいると思うんです。なので、あくまでも相性だと思うのですが、少なくとも自分にとっては楽しい働き方です。

    ー どんな人がAzitに向いていると感じますか?
    やっぱり、カオスを楽しめる人だといいのではないでしょうか。要件が曖昧なこともあるし、毎日状況も変わります。決められた通りに仕事したい人には辛いかもしれませんが、「課題を渡されて、自分で考えて形にしていく」ことが好きな人にとっては、最高の環境だと思います。

    ー 先ほど「エンジニアとしての成長」の話がありましたが、今後Azitでどんな成長をしていきたいですか?
    長期の目標を明確に立ててそれに向かうというよりは、目の前の課題を1つずつクリアしていく、その連続の中で自然に成長していくのが自分には向いていると感じています。

    野村総研の時、半年ごとに目標シートの記入と提出がありましたが、個人的にそれがあまりしっくり来てなくて。ゴールをイメージしすぎると、仕事がただのすごろくゲームみたいになってしまう気がするんですよね。ある程度のランダム性がある方が面白いと感じます。あまり遠い未来を細かく見すぎないようにしているというか、眼の前のことをしっかり楽しんで着々と実行していくことで、結果的に思ってもみなかったような遠い場所にいけるのかなと。

    ー 最後に、これからのAzitに期待することはありますか?
    もちろん物流・SCMのプラットフォーマーとして進化し続けることを期待していますが、一方で全く想像もしていない方向へ進化するのもそれはそれでAzitらしくて面白いなと思いますね。この変化の早い時代に適合し続けて欲しいなと思いますし、自分もそれを支えるべく開発し続けていこうと思っています。

    インタビュアー:COO 山口 恭平、編集:坂井 華子

    採用情報

    Azitではバックエンドエンジニアポジションを募集しています。詳細は、以下の募集ページをご覧ください。

    https://herp.careers/v1/azitinc/BuZJNsBg96-u

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